スマートロック全般

スマートロックって電池が切れたらどうするの?Qrio Lockの電池切れを防ぐ仕組みと高度な電池残量検出

Qrio Lockの電池ってなんか特殊?

Qrio Lockは「CR123A」という規格の電池を採用しています。CR123Aは、一般的にはカメラ用電池と言われていて、コンビニでも取り扱われています。単三、単四電池よりは特殊な電池ですが、多くの店舗で販売されており、購入しやすい電池だと言えます。

この特殊な電池を採用した一番の理由は大きさにあります。CR123Aは、単三電池よりも小さい上に、倍の電圧の3.0Vを出力できるため、2本だけでQrio Lockを動作させることができます。単三電池で利用しようとすると4本も必要になり、CR123Aを2本と比べるとだいぶ大きくなってしまいます。Qrio Lockの予備電池を搭載しつつ、コンパクトな設計を実現できているのは、CR123Aのおかげでもあります。

意外と難しい電池残量の検出

電池の残量検出は、電池が消耗すると電圧が低下するという特性を利用して判定しています。電池は、新品のときは高い電圧で出力されます。電池が消耗していくと徐々に電圧は低下していき、最終的に電圧がなくなって使えなくなるという仕組みになっています。

この電圧が下がっていく特性から、電池の消耗している度合いを検知しているのですが、CR123Aはリチウム電池という系統であるため、寿命のギリギリまで、安定した電圧が出力されてしまっています。 良くないような書き方をしましたが、使用できなくなるギリギリまで高い電圧を保ってくれるので、この特性はとても優秀だと思います。

ですが、この優秀な特性が電池の消耗度合いを検出するのに不利な点があります。寿命の直前で電圧が急降下してしまうため、電圧の低下を検出できたときには、すでにQrio Lockを動作させられないこともあります。

これを回避するために、予備電池を搭載できるようになっています。

予備電池を搭載できるメリット

Qrio Lockでは、サイドAとBの二系統に電池を搭載できます。

電池を一系統にしていても、電池切れの警告にしたがって電池を交換していればトラブルなく運用できるのですが、そうもいかない場合もあります。先に説明したとおり、リチウム電池の特性で、「出かける前は動いていたのに、帰ってきたら動かなくなっていた!」といったこともありえます。二系統に電池をセットしておけば、どちらか一方でも電池がなくなっても、もう一方の電池に切り替わって使いつづけることができます。帰宅して、ドアの前に着いたときには電池がなくなったとしても、予備で動作してくれて、少しのストレスをも感じずに利用することができます。

まとめ

Qrio Lockは特殊な電池を使ってはいますが、省スペースや予備電池を搭載を実現しています。突然の電池切れや、取り付けられるドアを増やす工夫を、電池選びの視点でも考えています。 特殊とはいいつつもコンビニでも取り扱われており、入手は難しくない電池なので、ご安心ください。

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